神羅万象チョコ 最終弾に向けて

 皆様、こんにちは。くろさかなです。初めましての方は初めまして。今回は、長い歴史を誇る神羅万象チョコがとうとう最終弾を迎えてしまうということで、それに向けてストーリーを軽く振り返ろうかなと思います。私も初期から愛していたので、最終弾となると少し寂しいですが、これを機に触れようかと思います。

 

 

 神羅万象チョコって?

 今回この話をする際に、そもそも神羅万象チョコって何?という方もいるかもしれません。神羅万象チョコとは、カード付のウエハース菓子です。知名度の高そうなもので言うとビッ〇リマンでしょうか。あれに近いです。第1章の発売は2005年3月14日でした。実に14年もの間、展開を続けてきたシリーズです。1つの章がそれぞれ4つに分かれ、第1章も、第1弾から第4弾まで展開されました。1つにつきウエハース1枚とカード1枚で100円(税抜き)と手に取りやすい値段で、カードの種類も程よいものだったと思いうます。第1章第1弾では合計30種類でした。レアリティとしては、高い順にホログラム、シルバー、ノーマルとなっていました。また、これら3種類とは異なるレアリティのカードも存在しました。シリーズによって呼び名が異なりますが、SPやEXといったレアリティも存在しました。また、ある章では神羅ホロというレアリティが存在し、その後はクリスタルホロ、ミラージュホロとレアリティの種類も増えました。

 

 

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 第1章 第1弾

 それでは、ここからは各章ごとのストーリーに目を向けていきたいと思います。第1章第1弾。ここがすべての始まりです。世界は5つの大陸に分かれていました。そのうちの4つは、それぞれ異なる部族が統治する、統治領域と呼ばれていました。東は聖龍属が統治し、西は獣牙属、南は飛天族、北は鎧羅属がそれぞれ統治していました。4つの勢力は分裂しており、争いもありました。そんな中で、各地域では若い王が擁立されました。聖龍族のサイガ、獣牙族のエドガー、飛天族のアレックス、そして鎧羅属のポラリス。4人の若き王が即位するも、対立は続きます。その裏には、中央王国にて暗躍するものの影がありました。全土を収めていた工程の当然の失踪。そして、中央王国に召集された前王たちまで姿を消しました。中央王国にて新たに皇帝となったマステリオン。果たして、何を企んでいるのでしょうか。真相を暴くべく、サイガは1人、中央大陸へ向かいます。

 

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 第1章 第2弾

 中央大陸にてサイガが目にしたのは、強大な邪気を放つ皇帝、マステリオンの姿。マステリオンの持つ力は圧倒的でしたが、その邪気と力は、中央大陸での真相を暴くには十分でした。世界の混沌を晴らし、争いを無くすため、サイガはマステリオンに剣を向けます。今は亡き前皇帝がサイガを光龍の力に目覚めさせますが、マステリオンの力はそれすら凌駕しました。サイガは戦線を離脱し、聖龍族の統治領域へ戻ります。そして、中央大陸で暴いた真実を伝えます。それにより、各部族同士での争いは収まり、休戦の協定を結びます。一方のマステリオンは、各部族に対して自身のしもべの中でも強大な力を持つ四天王を派遣します。ポラリスの兄、シリウスによりいち早く情報を得た聖龍族と鎧羅属は、すでに中央王国との戦闘態勢に入ります。東では、サイガの前に竜王ファフニールが立ちはだかります。ファフニールは強力な魔導力と空を駆ける龍翼を武器にサイガと渡り合います。一方、北ではポラリスが蛇王ニーズホッグとの戦闘を繰り広げます。巨大な剣を扱うパワーファイター、ニーズホッグに対し、ポラリスも己の武器を進化させて立ち向かいます。

 

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 第1章 第3弾

 ファフニールの強力な魔力と空中からの攻撃に苦戦するサイガ。しかし、戦いの中でその力を覚醒させ、ファフニールを撃破します。一方のポラリスも、ニーズホッグの繰り出す強力な攻撃に苦戦を強いられます。しかし、兄であるシリウスの助けもあり、兄妹の絆で勝利します。状況を静観していた獣牙族のエドガーですが、こちらも行動を開始します。戦闘態勢となったエドガーの前に立ちふさがるのは、四天王の1人、獣王フェンリル。驚異的な俊敏性と力を併せ持ちます。しかし、エドガーは持ち前の戦闘能力でフェンリルに勝利します。そして、アレックスもまた、四天王である鳳王フルスベルグとの戦闘に入ります。フルスベルグは空中戦を得意とし、魔法を操る魔法騎士です。その力は強大でしたが、知恵を用いた戦い方を得意とするアレックスは風を利用し、フレスベルグに勝利します。サイガはファフニールに、エドガーはフェンリルに、アレックスはフレスベルグに、ポラリスシリウスはニーズホッグに勝利しました。しかし、敗れた四天王の仮面が壊れた時、その正体は予想のできない者たちでした。なんと、セ天皇の正体は、行方不明となっていた先代の王たち、サイガ達の父親だったのです。

 

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 第1章 第4弾

 サイガ達は、先代の王たちの身柄を保護し、先へ進みます。強大な魔力を持ち、皇帝を名乗る悪しき王、マステリオンの元へと。サイガ達がマステリオンの元へたどり着くと、マステリオンの強大な魔力の前に倒れる男の姿があった。それは、マステリオンの元へと先行していたポラリスの兄、シリウスでした。その光景は、マステリオンの強大な魔力をサイガ達につきつけました。しかし、4人の王が諦めることはありませんでした。サイガは光龍の力に完全に目覚め、エドガーはマステリオンへの怒りで、アレックスは全ての真相を知った覚悟で、ポラリスは兄の遺志を継ぎ、その力を覚醒させました。黄金の鎧をまとい、4人の王は圧倒的な魔力を持つマステリオンに立ち向かいました。世界を守る4人の王と、世界を破壊する邪悪な皇帝の戦いは激しいものでした。しかし、4人はその力を合わせ、マステリオンに一瞬の隙を作ります。そこへサイガは、奥義「央覇封神」でとどめを刺しました。散りゆくマステリオンの魂は、サイガが秘宝聖龍石に封印しました。マステリオンが倒されると、各地で戦闘を繰り広げていた魔獣たちの勢力も衰え、異世界への扉へ逃げ帰っていきました。サイガ達は、その扉を封印し、戦いは幕を閉じました。数日後、4部族が集まり、二度と部族間で戦乱を繰り返さないと平和条約を結びました。新たな皇帝にはサイガが選ばれ、5つの大陸は1つになり、「神羅連和国」として、平和を維持していくのでありました。

 最後に

 さて、今回は神羅万象チョコの第1章を紹介しました。まだまだ神羅万象チョコの物語は続いていくので、いつかまた紹介できればと思います。私はこの当時からこの神羅万象チョコが好きで、この世界観にのめりこみました。そんな神羅万象チョコの魅力を少しでも知っていただければなと思います。それでは、今回はこれで終了とします。ここまで読んでいただきありがとうございましたm(__)m