暴言が生まれる理由とは?

 皆様、こんにちは。くろさかなです。初めましての方は初めまして。今回は、なぜ暴言が生まれてしまうのか。その理由について私の私感を書いていこうと思います。長くなってしまうかもしれませんが、その場合は申し訳ないです。

 

 

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 暴言について

 まず、暴言についてですが、これは特に何か特筆することはないかなと思います。というのも、皆さん暴言がどういうものなのかは分かっていると思います。なので、ここは読み飛ばしていただいても問題ありません。

 私は、暴言とは2種類あると考えています。1つは、面と向かって直接暴言を吐き捨てる、「直接的な暴言」です。これは小学生までで経験することが多いかなと思います。喧嘩であったりいじめであったり、そういったものがきっかけになる暴言かなと思います。小さいうちは、同年代の相手との何かしらのトラブルが多いですが、大人になっても、「直接的な暴言」を受けることはあります。俗にいうパワハラですね。自分より下の立場の相手を罵倒する、文字通りの暴言ですね。ただ、直接暴言を吐いているので、加害者となる人はある程度把握しやすいかなと思います。

 2つ目は、言葉ではなく文字や音声を使った「間接的な暴言」です。一番わかりやすい例で言えばネットですね。ある程度成長し、ネットの世界に精通するようになると、被害を受けることもあるかと思います。これはきっかけになるものがとにかく多いです。ネット上でもいじめは起こりますし、ちょっとした不満が暴言になることもあります。「保育園落ちた。日本死ね」という一文は、目にしたことがある人も多いかと思います。これも、保育園に子供を預けることが出来なかった不満から生まれたものですが、「死ね」という言葉は暴言ですよね。人が相手じゃないからとか、そんなことは関係ありません。「死ね」という言葉そのものがまぎれもない暴言ですから。そして、これはネットを利用しているということもあり、だれが暴言を吐いているのか、目に見えないんですよね。これは非常に厄介な点だと思います。

 私は、これらの2種類の暴言が生まれてしまう理由について、大きく3つに分けました。その3つを以下で紹介していきたいと思います。ただ、すべて私個人の私感であるということはご理解いただければなと思います。

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 1つ目の理由

 暴言が生まれる1つ目の理由として私が考えるのは、ストレスや優越感、劣等感といった感情を持っているからです。ストレスは誰しもが抱えるものです。今の世の中で、ストレスを感じたことがないという人はいないのではないかと思います。ストレスを抱えているとき、無性にイライラすることもあるかと思います。そして、イライラすると口が悪くなってしまうという人もいるのではないでしょうか。ストレスを抱えていると、何かに強く当たったりして、抱えたストレスを解消しようとする。それは、人間として至極自然な行為です。しかし、これが暴言を生んでしまうのではないでしょうか。

 また、自分と他人を比べてしまうことも、生きていく上では少なからずあるのではないかと思います。誰かと比べて自分の方が上であると、安心する人もいるかもしれません。それは何も、相手を下に見たいという感情だけではありません。自分の方が活躍できるというプライドや意地にも近い感情であったり、最下位ではありたくないというような気持ちから生まれるものです。劣等感も似たような感情ですね。誰かと比べて自分はダメだとか、相手の方が自分よりも優れているとか、そんな気持ちを抱えていると、どうしても不安になります。そのため、優越感を得るための1つの手段として暴言を利用してしまうのだろうと私は考えています。

 暴言を吐くということは、言い換えれば他人を貶すということです。そうして相手を自分より下に見たとき、感じていた劣等感が拭えたり、自分の方が上だという優越感を得られるという人もいるかと思います。そのために、暴言が生まれてしまうのではないでしょうか。

 

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 2つ目の理由

 2つ目の理由はとして考えるのは、相手が間違えたり知らなかったりする知識を、自分が知っているからといって常識と考えてしまうからです。自分が常識だと思っているからこそ、そんなことも知らないのかといって相手を下に見てしまう傾向はあるかと思います。その考え方が暴言を生んでしまっているのではないでしょうか。

 皆さんは、ネットを使っていて、知らないことへの質問や間違いに対して、やたら強い口調で対応する人を見たことはないでしょうか。やたら強い口調で、そのまま暴言につながる場合も見受けられるかと思います。それって、自分の持っている知識が常識と思っているからこそのことだと思うんです。常識知らず、知ってて当然のことを知らない無知。そうして相手を見下しているから、強い口調になってしまうのではないでしょうか。ただ、冷静に考えればそれって理不尽ですよね。知らない人には知らない理由があります。間違えることなんて誰にだってあります。それを、ただ相手が知っているからという理由だけで見下される、貶される。それが今の現実です。

 知らないこと、間違えることは悪ではありません。もちろん「犯罪を犯してはいけないなんて知らなかった」と言っても、知らなかったでは済まされません。「間違えて人を切ってしまった」と言っても、間違えたでは済まされません。しかし、「数年前にリリースされたゲームを今から始める」と言ったら、長くやっている人にとっては当然の知識を知らなくても無理はありません。「試験問題で1問も間違えるな」と言われても、おいそれとできるものではありません。知らないこと、間違えることを悪としてとらえる考え方が暴言を生んでいると私は考えています。

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 3つ目の理由

 3つ目の理由として考えるのは、ネットの普及です。ネットってすごく便利ですよね。知りたいことは調べれば知ることが出来るし、全世界の人とつながることもできます。そして、何よりもその匿名性です。

 「Youtube」のコメント欄を見てみると、実に多くのコメントが書き込まれています。動画に関することや、動画で紹介されたものに関すること。様々なことが書き込まれています。そして、それを書き込んでいる人の名前って大体ペンネームのようなものですよね。好きなものの名前だったり、かっこいい、かわいいと思うもの。もしくは、これを見たらみんな面白いと思ってくれるだろうというもの。様々ですよね。ただ、これってやっぱり本名じゃないじゃないですか。もちろん住んでる場所や通っている学校なんて分かりません。私だって、本名がくろさかなというわけではありませんし、くろさかなという名前だけでは住所なんて特定されません。この匿名性の高さって、必要なものであると同時に、危険なものなんです。

 匿名性が高いということは、何を言っても本人の情報はバレないということです。なので、簡単に暴言を吐くことが出来てしまいます。また、顔が見えないので、強く出る人もいます。その結果、ネット上では口が強くなり、暴言を吐いてしまうのではないでしょうか。また、ネットいじめにもつながってしまいます。ネット上で、もしくは実際に会って話をつけ、団結して1人を相手に暴言を吐く。こんなことも簡単にできてしまうんですね。なので、匿名性の高さは危険ですし、多くの人がネットにつながる、ネットの普及した現代社会は、暴言が生まれやすいものとなってしまうのだと、私は考えています。

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 まとめ

 まずは、とても長くなってしまったことを謝罪させていただきます。申し訳ございませんでした。自分で思っていたよりも書ける内容が多かったです。とはいえ、今回上げた3つが私の考える暴言が生まれる理由です。この記事を読んでくださった中で、こんな理由もあるんじゃないかと感じたら、ぜひコメントを残していただければと思います。その際には、暴言は使わない方向でお願いします。